糖尿病について

どんな病気?

糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)の高い状態が続く病気です。インスリンを作っている膵臓の細胞が破壊されて発症する「1型糖尿病」と、肥満や過食、運動不足などが原因でインスリンの作用や分泌能が低下することによる「2型糖尿病」があります。日本では糖尿病患者の99%が「2型糖尿病」です。

空腹時血糖値が126mg/dL以上、もしくは経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値か随時血糖値が200mg/dL以上だと糖尿病型です。

※OGTTはブドウ糖を水に溶かして飲んだ後に血糖値を測定する検査です。

どこが悪くなるの?

糖尿病を治療せずに放置しておくと、様々な血管障害の危険があります。網膜症、腎症、神経障害は糖尿病の三大合併症といわれています。ほかにも動脈硬化を促進してしまうために心筋梗塞、狭心症、脳卒中など起こりやすくなります。足の血管に動脈硬化が起きると、血行が悪くなって栄養が届かなくなってしまい組織が破壊される「えそ」が起こりやすくなります。

血管障害を防ぐためにも、血糖値のコントロールが大切!

こんな症状に注意

糖尿病には自覚症状がほとんどありません。下記のような症状がある場合はご相談ください。

  • 尿の量が多くなった
  • のどが異常にかわく
  • 全身のだるさ
  • 食べているのに体重が減る

血糖コントロールの指標


指標
コントロールの評価とその範囲
不可
HbA1c 5.8未満 5.8~6.5未満 6.5~8.0未満 8.0以上
空腹時血糖値 80~110未満 110~130未満 130~160未満 160以上
食後2時間血糖値 80~140未満 140~180未満 180~220未満 220以上

治療のポイント

栄養バランスのよい食事(野菜多め、甘いものは控える、脂肪分の多いものは控える、薄味)を心がけましょう。

運動

自分に適した強さの運動を毎日の生活に組み込みましょう。

禁煙、節酒、休養、ストレス解消

足の手入れ

足を常に清潔にして、異常がないか観察しましょう。

食事療法や運動療法を行っても血糖値が目標値まで下がらない場合は、薬物療法を行います。

血糖を下げる飲み薬を使います。それでもコントロールが不十分な場合はインスリン注射を行います。

低血糖に注意!

血糖値が下がりすぎると、低血糖状態(脱力感、異常な空腹感、手足のふるえ、冷や汗、目の前がチカチカするなど)になり、ひどい場合は意識を失ってしまうことがあります。

対処法:症状に気づいたらすぐに砂糖、ジュース等の糖分をとってください。薬物療法中の方は常に飴を持参しましょう。